息子に会いたい

21歳の息子に先立たれてしまった母

誰かに頼られること

昨日、娘とふたりでウエディングドレスを見に行った。


ずらーっと並んだ色とりどりのドレスはどれもきれいで、見ているだけでもウキウキする。


華やかに見えるドレスでも、実際に着てみるとパッとしなかったり、あまり似合わなかったりする。
娘は、色も形もそれぞれ違うのを7着試着して、その中から2着を選んでキープした。


次の土曜日にもまた別の店に、今度は彼とふたりで見に行くことになっていた。


今日、彼に昨日来たドレスをスマホで撮ったのを見せたら、どれを見ても
「ええやん」
という反応だったらしい。
男の人の反応ってそんなものなんだろうなとは思うけど、娘は今度見に行った時にも、どれを着てもそんな反応だったら困ると思ったらしく、また私にいっしょに行ってほしいと頼んできた。


娘と出かけることも、ドレスを見に行くのも楽しいのだけと、何より娘に頼られたことが嬉しかった。




息子にとっては、私は頼りにならない母親であったんだと、ずっとそう思っていたから。
今もそう思っているし、一生その思いは消えることはないのだろう。




だから、どんな些細なことでも娘に頼られると嬉しくなる。

息子に会えなくなってからの辛くて苦しい2年4ヶ月を生きていてよかったと、そう思えた。




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