息子に会いたい

21歳の息子に先立たれてしまった母

息子が逝った日

ゴールデンウィークの最終日に、息子は彼女と会う約束をしていた。

私は仕事でいなかったけど、あとで娘に聞いた話によると、息子はお昼前に嬉しそうに出かけて行ったらしい。


その日の夜12時前に息子からLINEが来た。

「友だちとカラオケ行ってるんでちょっと遅くなる」

その友だちというのは幼稚園からの親友。

私は眠かったけど、息子が帰って来るまで起きていたかったのでテレビを見てたが、そのまま眠ってしまった。


「ただいま」

という声に起こされ、時計を見たら3時前だった。

それから布団に入った。


翌日は仕事は休みで、母と買い物に行く予定だった。

お昼前に大学に行く息子のために、朝食兼昼食を用意し、出かける前に息子を起こした。

私が出る時に息子はいつものように玄関で見送ってくれた。

手を振って

「いってらっしゃい」

と。

それが息子の最期の姿となった。

そのすぐあと息子は逝ってしまった。



その日は息子の21歳の誕生日だった。

悲しみの度合い

息子に先立たれることがこんなにも辛いことだとは思わなかった。


私は7年前に夫を病気で亡くした。

その時も辛かった。

悲しかった。

その時、息子は14歳、娘は20歳だった。

二人のためにも私が夫の代わりになって頑張らなければと、あまり悲しんでる暇はなかったと、いま考えれば思う。

でも、今回は違う。

悲しみの度合いが全く違う。

この先どうやって生きていけばいいのか・・・

なんてことは、あの時には思わなかった。


よく耳にしてた

子を亡くすことほど辛いことはない

というのを、今身を持って感じている。