息子に会いたい

21歳の息子に先立たれてしまった母

眠れなくても

夜に眠れないことがある。


眠いはずなのに、布団に入ってもなかなか寝付けなくて、寝返りばかり打っているのもしんどいので、布団の上に座っている。
息子を思い涙を流し、暗闇の中でぼーっとしている。
そのまましばらく放心状態のままでいたら、眠くなってきて横になって眠りにつく。


そんな日もあれば、どうしようもなく大泣きしてしまうこともある。


いろんな思いが一気にこみ上げてきて、号泣したくても、別の部屋で寝ている娘に聞こえてしまうからできずに、口を押さえながら泣く。
苦しくてたまらなくて、誰かにすがりたくなる。
この気持ちをわかり合える誰かに。
しばらく泣いて泣いて、少し落ち着いた頃に布団に横になる。
そしたらまた涙が溢れてくる。
再び、声を上げずに号泣。
そんなことを繰り返して、一時間ほどしか眠れずに目覚ましに起こされる。


そんなことがたまにある。


眠れなくても、そんなに辛いとは感じない。
毎日のことではないし、たとえ睡眠不足が原因で寿命が縮まることがあったとしても、それはそれでもいいと思える。
息子へ続く道が、少しでも短くなるのならば。




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