何もかもが
お正月が過ぎたと思ったら、成人式にセンター試験。
どうしても息子に繋げてしまう。
それが終われば、節分にバレンタインデー。
どんなことにも息子との思い出がいっぱい詰まっている。
そのあとは、卒業式、入学式という華やかなシーン。
本来なら息子は、今年大学を卒業するはずだった。
息子の晴れ姿はもう見られない。
それが過ぎだら、2回目の命日がやって来る。
1年のうちで一番気持ちが不安定になって、苦しい時期。
今年もまた命日が近くなると、どうしようもない不安に襲われて、落ち着かなくなってしまうのだろう。
何もなくても辛い涙涙の日々。
いろんな行事や出来事が、辛さを倍増させる。
楽しかったはずのことが全て、悲しみを誘う。
何もかも、本当に何もかも変わってしまったんだと思う。
「どの季節が一番好きですか?」
なんて聞かれても答えられない。
どの季節もみんな嫌いだ。