恐ろしい現実
息子はもういない
時々不意に襲ってくる喪失感
あの日のことが蘇ってくる
いくら息子の名前を呼んでも
息子は来ない
どれだけ待っていても
息子は戻って来ない
息子のことを思いながら
お花を買って
毎日ご飯を、息子の好きだったものを
お供えして
息子を思って
寂しくて悲しくて苦しくて泣いて
自分を責めて泣いて
ちゃんとわかっている
息子はもういないんだってこと
それなのに、時々不意に
恐ろしい現実を突きつけられる
まだ現実を受け入れられない
信じたくない
現実から目を背けて生きている
そうしないと生きてはいけない