泣きながら
掃除機をかけていたら、急に悲しみのスイッチが「入」に切り替わってしまって、涙が出て止まらなくなった。
掃除をやめるのでもなく、だらだら流れる汗と、涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で掃除機をかけ続けた。
いつも突然に喪失感が襲って来る。
その度に涙が溢れる。
泣きながらご飯を作って
泣きながら洗濯して
泣きながらお風呂に入って
泣きながらご飯を食べて
泣きながらテレビを見て
泣きながら運転して
泣きながら眠りについて
毎日何かしら泣きながらやっている。
明日は、何をしながら泣くのだろう。
何もかも泣かずにできる日
涙が枯れる日は来るのだろうか。