夢の中で
先々週から三連休にかけて、一週間ほど体調を崩していた。
喘息の症状が出て、それがおさまってきたら今度は熱が出てきた。
前に喘息になったのはいつのことだったのかもわからないぐらい、何年ぶりかの喘息だった。
熱は高い時でも37度9分だったが、布団の中で
そろそろ息子が迎えに来てくれんかなぁ
と思ったり、娘のことを思い
いや、まだ早すぎる
と思って、でも会いたくて会いたくて・・・
泣いていた。
そんな中、息子の夢を見た。
ディズニーストアみたいな所に、夫と娘と息子と4人でいた。
娘は小学校4、5年、息子は3才ぐらいだった。
夫が
「クッキーを買ってあげる」
と言い、私は、直径20cmぐらいの丸い缶のやつを選んだ。
息子は、私のよりもひと回り大きい、水色でミッキーやミニーの絵のかわいいのを抱えてにこにこ笑っていた。
娘は、バイオリンのケースよりも大きなピンク色の長い楕円形の缶を持っていた。
「そんなデカいのがあるんや」
と、私はびっくりした。
店員も
「それを買うんですか?!」
なんて言っている。
誰もクッキーが特別に好きわけではないのに、なんでクッキーなのかよくわからないけど、夫も娘も息子も、そして私も嬉しそうだった。
楽しそうだった。
親子4人でみんな幸せそうだった。
その翌日も息子の夢を見た。
でも、どんな内容だったのか全く覚えていなかった。
確かに夢の中で息子と会えた。
それは間違いない。
なのに、どんな会話をしたのか、していないのか、なんにも覚えていない。
悔しい。
でもね、嬉しい。
息子が会いに来てくれた。
それがとても嬉しい。
また会いに来てほしい、夢の中に。