昨日、娘とふたりでウエディングドレスを見に行った。
ずらーっと並んだ色とりどりのドレスはどれもきれいで、見ているだけでもウキウキする。
華やかに見えるドレスでも、実際に着てみるとパッとしなかったり、あまり似合わなかったりする。
娘は、色も形もそれぞれ違うのを7着試着して、その中から2着を選んでキープした。
次の土曜日にもまた別の店に、今度は彼とふたりで見に行くことになっていた。
今日、彼に昨日来たドレスをスマホで撮ったのを見せたら、どれを見ても
「ええやん」
という反応だったらしい。
男の人の反応ってそんなものなんだろうなとは思うけど、娘は今度見に行った時にも、どれを着てもそんな反応だったら困ると思ったらしく、また私にいっしょに行ってほしいと頼んできた。
娘と出かけることも、ドレスを見に行くのも楽しいのだけと、何より娘に頼られたことが嬉しかった。
息子にとっては、私は頼りにならない母親であったんだと、ずっとそう思っていたから。
今もそう思っているし、一生その思いは消えることはないのだろう。
だから、どんな些細なことでも娘に頼られると嬉しくなる。
息子に会えなくなってからの辛くて苦しい2年4ヶ月を生きていてよかったと、そう思えた。