恋しい
昨日、職場の飲み会で遅くなった娘を駅まで迎えに行った。
娘はしんどそうだった。
一昨日から喉が痛いとは言っていたが、帰って熱を測ると、38度8分あった。
もしかしてインフルエンザ!?と思ったけど、娘は
「違うと思う」
と。
取り敢えず風邪薬を飲ませて寝かせた。
今日、病院に行ったら、扁桃炎で喉が真っ赤だと言われたらしい。
熱も朝には37度ちょっとに下がっていたし、薬を飲んで昼から寝ていたらだいぶ良くなったみたいだ。
よかったーとひと安心していたら、ふと思い出した。
今年の1月のある日、夜中の2時か3時ぐらいに息子に
「救急車を呼んで」
と起こされた。
ぐっすり寝ているところを起こされて、いきなりそんなことを言われて訳がわからずに話を聞いてみると、気分が悪くて目が覚めてから下痢と嘔吐の繰り返しで、しんどくてたまらんっということだった。
普段から体が丈夫で元気な息子は、たまに調子が悪くなると、ものすごく弱気になる。
私は、たぶん胃腸炎だろうなと思ったから
「救急車は大袈裟やろ」
と言うと
「いや、マジでしんどい。死にそうや」
と苦しそうにしている。
娘を起こして相談し、夜間でもやってる病院へ行くことにした。
胃腸炎だったら点滴してもらえばすぐに治るから、かかりつけの病院が開くのを待ってそっちに行った方がいいとは思ったが、息子があまりにもしんどそうにしてるし、胃腸炎とは限らない。
車を15分ほど走らせて行き診てもらったら、予想通り胃腸炎だった。
飲み薬をもらっただけで、点滴はしてもらえなかった。
帰宅後、娘が自分のお弁当を作りながら、息子のお粥も作ってくれた。
息子に、
「食べられるようやったら食べて、無理でも水分補給だけは絶対にしなあかんで」
と言い、仕事に行った。
仕事が終わったあと息子に様子を聞くと、下痢も嘔吐もまだ続いているということだったので、すぐに帰り、かかりつけの病院に連れて行った。
そこで点滴をしてもらい、一発で快復した。
その翌々日には、今度は私が胃腸炎になってしまった。
息子は
「オレがうつしたんやな。ごめんな」
と、看病してくれた。
あの時は、胃腸炎で死んでしまうかもって怖かったんよね。
それやのに・・・
なんで・・・?
恋しいな。
息子が恋しい。
会いたくて会いたくてたまらない。