息子に会いたい

21歳の息子に先立たれてしまった母

夢で会えた

「母」という字の二つの点は、赤ん坊に飲ませるおっぱいを表すんだなぁと、何気なく思い出して、じゃあ「息子」の語源って何なんだろうと調べてみた。


息子の息には息をすると意味から、息づいて生存する→生息する。生息には生きて子孫を増やすという意味があり、そこから子孫を産む→産す子(むすこ)となったらしい。
それともうひとつ「自分の心の子」という解釈もあると。


自分の心の子


うん、いいなぁ、今の私にはこっちの方がぴったりくる
なんてことを昨日の夜に考えていたら、いつの間にかうたた寝をしてしまった。
どれぐらい経ったのか、目を覚まして、ちゃんと寝なくてはと布団に入った。


布団の中で目を閉じていたら、突然思い出した。
さっき息子の夢を見たのではないかと。
目を閉じて必死に思い出した。


思い出した夢は



息子がテーブルに置いてあるメモを見ていたら、そこに夫(たぶん夫だったと思う)が来て、息子に


それは何?


と訪ねたら、息子は


これは母さんが書いたメモやで。
息子っていうのは自分の心の子っていうことやって書いてあるねん。
息子っていう字には、自分の心の子っていう意味があるんやで!


と、キラキラした笑顔で話していた。


そこには私はいなかった。
私とは違う場所、たぶん天国でのことだったのだと思う。


それから


私は道路を歩いていた。
歩道ではなく道路の端を。
前からバスが来て、道路の真ん中を走っていたバスがなぜか端の方、私のいる方へ寄って来る。
なんで真ん中じゃなくて端に寄って来るのだろうと思いながら歩いていたら、前にバス停があるのが見えた。
そうか、バス停があるんだ。
このまま歩いていたらバスにぶつかるから、歩道に上がらなければと思っていたら、後ろの上の方から


母さん、このままやったらバスにぶつかるで。
危ないで。


という息子の声が聞こえてきた。
私は


大丈夫やで、ちゃんとよけるから。


と答えた。



息子がいなくなってから、初めて見た夢。
夢の中でも息子はもうこの世にはいなかった。
まだあどけなさの残る、中学生になったばかりの息子だった。
私に何を伝えたかったのだろう。


オレはいつも母さんのそばに、心の中にいつもいるで。
だから、ちゃんと前を向いて歩かなあかんで。


と言いたかったのだろうか。


涙が止まらなくて眠れなかった。
今も泣きながら書いている。


夢で会えることができて嬉しかった。


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