見上げた空から
今日は朝のうちは雨が降っていたけど
あとはどんよりとした曇り空だった。
いつものように空を見上げて
息子の名前を呼んでみた。
そしたら
雲の間から光が漏れて
太陽が顔を出した。
まるで私の呼びかけに
答えてくれたかのように。
キラキラ輝く太陽と
息子の笑顔が重なって
「オレはここにおるで」
という声が聞こえた気がした。
すぐに太陽は雲に隠れてしまって
ほんの数秒の間のことだったけれど
息子の存在を感じられた。
こっちからは見えなくても
あっちからはいつも見ていてくれているのかな。
明日も空を見上げてみよう。