思い出してしまうもの
今日は、息子の29回目の月命日。
そして、夫の誕生日でもある。
ネットのあるクイズをやっていたら、その答えに「犬猿の仲」というのがあった。
その言葉を見聞きすると、いつも息子と夫を思い出す。
息子が戌年で、夫が申年だったから。
息子が生まれた時、夫が
「犬猿の仲って言うから、相性が悪いんやろか」
なんて、冗談で話してた。
もちろん、夫と息子は犬猿の仲なんかではなかったけど。
今あっちの世界でも、ふたりで仲良くやっているんだろうな。
なんて、そんなことを考えていると、涙が溢れてきた。
こんな諺ひとつで泣いてしまうなんて、何やってんだろ。
考えてみれば、あっちにもこっちにも、見ても聞いても思い出してしまうものがいっぱいある。
どうしても見たくないものは見ないように、行けない場所は遠回りしてでも避けてはいるけど、29ヶ月経ってもだめなものはだめだ。
無理に慣れる必要なんかないし、なんとかよけながら生きていくかな。