息子に会いたい

21歳の息子に先立たれてしまった母

11ヶ月

息子の11回目の月命日。


11ヶ月前のあの日から、なんで私は生きているのだろう、私の人生ってなんなんだろうと、何度も考えている。



31年前に亡くなった父は肺がんだった。

発見した時にはもう手遅れで、入院してから4ヶ月で亡くなった。

最後のひと月ぐらいは寝たきりだったから、私は結婚したばかりで、仕事は休み、夜は病院に泊まり込んで父の世話をした。


初めて経験した家族の死。

悲しかったけど、夫が支えになってくれたから立ち直ることができた。


その夫も、7年7ヶ月前に病気で亡くなった。

長年の持病の影響で、日常生活に支障をきたすようになってきて、仕事を休み自宅療養をしていた。

夫の看病のために私は夜は全く眠れない状態で、夫は仕事ができる元の生活に戻れるかどうかもわからず、先への不安もあって、私は心身ともにかなり参っていた。


夫は、通院はしていたけど入院する必要はなかった。

それなのに突然、夫はあっけなく亡くなってしまった。

そんなことは、かかりつけの医師でさえも予想していなかったことだった。

青天の霹靂とはこういうことを言うんだと、その時思った。


夫が亡くなる前の大変だった時も、娘と息子に助けてもらいながら、なんとか頑張れた。

夫が亡くなったあとも、娘と息子のために頑張らなければと自分を励ましてきた。

娘と息子がいてくれたら、ふたりがいてくれさえすれば、どんなことでも乗り越えられると思っていた。


なのに、息子までもが、私のそばからいなくなってしまった。



ほんとに、私の人生ってなんなんだろう。

前世でどんな悪いことをしたのだろう。

私の心の支えだった人を、なんで奪っていくのか。


こんな人生は、もう終わりにしてしまいたい。


息子のいない人生は、悲しくて苦しくて辛いだけ。

自分の幸せな人生なんて望んではいない。

息子がいないのに、幸せになれるはずがない。


あとどれくらいで私の人生は終わるのだろうか。


あと何年我慢したら、息子に会えるのだろうか。


息子に会いたい。


早く会いたい。



今日は息子の11回目の月命日。


頭の中に、息子が好きだったあのシュークリームが浮かんできている。

食べたいんやね。

わかった、買って来るからね。

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